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IMY知財ニュース 2024年5月 ゴジラの商標

2023年に公開された映画「ゴジラ-1.0」がアメリカのアカデミー賞の視覚効果賞を受賞して話題になったことは記憶に新しいと思います。

今回は、そんなゴジラに関連する商標について、簡単に紹介したいと思います。

 

J-platpatで権利者「東宝」、称呼「ゴジラ」で検索すると、複数のゴジラ関連の商標を確認することができます。

通常の「ゴジラ」「GODZILLA」などの文字商標に関しては、50件程度登録されていましたが、特に目を引く商標は以下の通りです。

 

1.昔の商標

初代のゴジラの図柄+文字の商標です。

以下の商標は、昭和38年に登録された商標が再登録されたもののようです。

 

2.最近の商標

近年公開されたゴジラの映画のタイトルの商標です。

「シン・ゴジラ」は2016年に公開された庵野監督の映画で、「ゴジラ-1.0」は、上述した、2023年に公開された山崎監督の映画です。

 

また、シン・ゴジラ(第4形態)のフィギュアも「立体商標」として登録されています。

昔のゴジラのタイトルは、「ゴジラvsメカゴジラ」「ゴジラvsモスラ」など「ゴジラvs○○」が多かったためか、ほとんどの映画のタイトルは商標登録されていないようです。

 

最近は「ゴジラ○○」「○○ゴジラ」のように一連で読むことができるタイトルが多くなってきており、他社の使用を牽制するために商標登録しているような印象を受けました。

 

 

商標はJ-platpatで簡単に検索できますので、気になる映画のタイトルがあったら、商標登録されているか検索してみてはいかがでしょうか。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100

 

 

(M.M記)