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IMY知財ニュース9月 ガリガリ君の青色は何の青色!?
9月に入りましたが、まだまだ厳しい暑さが続いています。
こんな暑い日には、冷たいアイスが恋しくなりますね!
夏の定番アイスといえば、「ガリガリ君」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中でも定番の「ガリガリ君ソーダ」は、鮮やかな青色をしています。


(出典:https://www.akagi.com/products/garigari/soda_stick.html)
ところで、この青色には何が使われているかご存じでしょうか。
ガリガリ君ソーダの原材料を見ると、着色料として「スピルリナ青、クチナシ、紅花黄」と記載されています。
このうち「スピルリナ青」は、スピルリナと呼ばれる藍藻類から得られる天然由来の青色色素です。
スピルリナは、シアノバクテリア(藍藻類)と呼ばれる微生物の仲間です。
つまり、あの鮮やかな青色には、微生物に由来する色素が使われているのです。
スピルリナには、「フィコシアニン」という鮮やかな青色の色素が含まれています。
このフィコシアニンを食品用の青色色素として利用するためには、スピルリナから色素を取り出し、不純物を除去する必要があります。
そして、この「青色色素を取り出す技術」についても、特許が取得されています。
以下はガリガリ君の販売元である赤城乳業の特許ではありませんが、フィコシアニンに関する特許の例としてご紹介します。
(1)特許第4677250号
「藍藻類からのフィコシアニンの抽出方法」 DICライフテック株式会社
この特許では、スピルリナなどの藍藻類からフィコシアニンを抽出した液の中でリン酸カルシウムを生成し、
カロチノイドなどの不純物をこれに吸着させて除去することで、純度の高いフィコシアニンを得る方法が開示されています。
なお、この特許は、出願日が2005年2月24日であり、存続期間満了によって特許権が消滅しています。
(2)特許第6084169号
「フィコシアニンの調製方法」 江崎グリコ株式会社他
フィコシアニンを製造する際には、不純物によってフィルターが目詰まりし、効率よくろ過できないという問題がありました。
そこで、この特許では、フィコシアニンを含む藍藻類の懸濁液に「キトサン」を加えてからろ過することで、
目詰まりの原因となる不純物を除去し、効率よく高純度のフィコシアニンを得る方法が提案されています。
なお、この特許は、出願日(優先日)が2012年1月12日であり、現在権利存続中です。
普段何気なく食べているガリガリ君ですが、身近な食品にも特許技術がかかわっていることが分かります。
特許というと、機械や電気製品などを思い浮かべがちですが、
食品の原料やその製造方法にも、さまざまな特許技術が存在します。
まだ暑い日が続きそうですので、次にガリガリ君ソーダを食べるときには、
あの青色にも少し注目してみてはいかがでしょうか。
(M.M 記)
