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IMY知財ニュース(2021年9月) 主な国の医療行為の保護対象

「医療行為(手術・診断等する行為)」をどこまで保護対象とするか否かは、倫理的な理由から、各国によって異なります。
今回は、主な国の医療行為の保護対象について簡単にご紹介します。

A.日本
人に対する医療行為は保護対象ではありません。
犬やマウスなどの動物に対する医療行為は保護対象です。
医療行為に特許が付されてしまうと、たとえば緊急手術の場合であっても、その度に医師が特許権者へ使用許諾を求めなくてはならず、患者の生命を危険に陥れてしまう場合がある、とする人道的な理由のためです。

B.米国
人に対する医療行為は保護対象です。
動物は勿論のこと、人に対する医療行為も保護する国は、少なくとも先進国の中では米国のみです。
但し、医師に対しては権利行使できません。製薬企業や整体師など、医療従事者以外の者に対して権利行使をすることができます。

C.欧州
人または動物に対する医療行為は保護対象ではありません。
①動物に対する医療行為を保護対象外とする点や、
②医療従事者以外の者が行う外科的処置を伴う方法(たとえば刺青など)であれば保護対象となる点が、
日本と異なる主な点です(日本では、人を主体とする外科的処置を伴う方法は、いずれの場合も保護対象外です)。

D.中国
人又は動物に対する医療行為は保護対象ではありません。

E.台湾
人又は動物に対する医療行為は保護対象ではありません。

F:韓国
人に対する医療行為は保護対象ではありません。
但し、欧州と同様に、医療従事者以外の者が行う外科的処置を伴う方法であれば保護対象となる点が日本と異なります。

 

 

表:各国における医療行為の保護対象

 

(Y.S記)

2021年9月7日 | カテゴリー: 中小企業向け情報

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