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IMY知財ニュース(2020年10月)

自転車はすごい発明だと思いませんか?
2足歩行の人間が、地面から足を浮かし、ペダルを回して前へ進む。
老若男女を問わず誰でも上手く乗り回す。
自転車は、遊び、スポーツ、通勤、通学、ショッピングなどに利用されており、
今では私どもの生活に不可欠なものになっています。

 

自転車を一体誰がいつ発明したんだろうと気になり、
大阪府堺市の自転車博物館サイクルセンターに行き、調べてきました。
以下の記載は、自転車博物館サイクルセンターで得た情報を整理したものであり、
自転車の画像は同センターから許可を得て入手したものです。

 

1817年にドイツのドライス男爵が下図の自転車を発明し、1818年に特許を取得しました。
この自転車にはペダルがなく、人が地面を蹴って走ります。
前輪及び後輪は木製であり、ハンドルで前輪の向きを変えることができます。
人の足は、まだ地面から離れていません。

 

上記の発明から44年後の1861年、パリで馬車職人をしていたミショー親子が下図の自転車を発明しました。
前輪にクランクとペダルを取り付けて、車輪を回すものです。
木製の車輪に鉄の輪を巻き付けたものであり、石畳の道では乗り心地が悪く、
イギリスではボーンシェーカー(骨ゆすり)と呼ばれていたようです。
人の足は、地面から離れました。

 

上記の発明から19年後の1880年頃に、より速く走れる自転車が開発されました。
前輪を極端に大きくし、車輪にゴムタイヤが使用されています。
前輪が大きいので、ペダル1回転で進む距離が延び、より速く走れるようになりました。

 

1885年、イギリスのローソンがチェーンを付けて後輪を回す仕組みの自転車を発明しました。
チェーンで後輪を回転させ、前輪で方向を決める仕組みであり、現代の自転車の原型となるものです。

 

1817年の足で蹴るタイプの自転車から、ペダルを付けて足を地面から離すまでに約44年、
チェーンを利用して後輪を回転させるまでに約68年かかっています。
自転車から生まれた技術は、やがて次世代の自動車や飛行機を誕生させました。
飛行機の発明で知られたライト兄弟は、自転車産業の技術者だったそうです。

 

特許法の目的は、発明の保護及び利用を図り、発明を奨励し、
技術の累積的進歩を通して産業を発達させることです。
自転車の歴史を見ると、まさに技術の累積的進歩ということがよくわかりますね。

(H.I.記)

2020年10月7日 | カテゴリー: 中小企業向け情報

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